あそちゃんの白血病闘病記

2019年9月30日に発覚した、慢性リンパ性白血病の闘病記です。

CLL(慢性リンパ性白血病)闘病記56(変化なし)

今日は2023年になって初の診察日でした。

いつものように医大に行き、いつものように採血をした後、医大から徒歩5分くらいのところにある飲食店で昼食を食べました。

昼をすこし下がった時間で、店内には私の他にはもう一人のお客さんだけでした。ゆっくりと昼食を食べながら静かな店内でいろいろと考えていました。

実は新年早々に高校の同級生が事故で亡くなりました。突然のことで驚きましたが、通夜に行くと奥様は淡々と対応されていました。突然なのでまだ涙も出ない、実感がなく夢を見ているような気分ですとおっしゃっていました。

葬儀が終わって自宅に帰ると淋しさがこみあげてくるのだろうと思いました。あまりにも気の毒で言葉もありませんでした。

両親や義父、叔父や叔母、従姉、従兄、友人、小中学校の同級生、高校時代の同級生、大学の同級生。もう随分と多くの人を見送ってきました。みんなどんな気持ちで人生を終えたのでしょうか?

短い人生だった人もいます。壮絶な闘病の末に亡くなった人もいます。眠るように静かに亡くなった人もいます。いろんな死に様を見てきました。自分の順番はいつだろう、自分はどんな死に方をするんだろうとか、そんなことを考えながら昼食を食べていました。

そうそう、1月4日に我が家の三男坊、猫の「にゃーちゃん」も亡くなったのです。体調が悪くなってから、全く食べなくなって、だんだん枯れるように細くなって静かに眠るように息を引き取りました。あっぱれな最期でした。見事な死に様でした。人間には真似のできない潔さを感じました。立派だったよ「にゃーちゃん」。13歳の猫生でした。

さて医大に戻って1時間くらい待ってやっと診察です。

今回は白血球の値は横ばいでした。リンパの腫れも変化なし。

最近は自分の病気をあまり意識しなくなりました。健康体ではないけれど、こんな変な病気になってしまったのもなにかの運命なのでしょう。自分の人生はあとどれくらいかわからないけれど、上手に付き合いながら残された人生を一緒に過ごしていくしかありません。

いつか劇的な事になるのか、このままダラダラと経過観察が続くのか。それは神のみぞ知ることです。

やっぱり、本当はなんの病気もない健康な人が羨ましいんだよね。ははは(^o^)