あそちゃんの白血病闘病記

2019年9月30日に発覚した、慢性リンパ性白血病の闘病記です。

慢性リンパ性白血病闘病記17

池江璃花子さんが無事退院

それは喜ばしいニュースである。しかし寛解状態になったということで、再発の心配もあるし、トップアスリートとして頑張っていた状態に戻るのは、これから大変な試練が待っていることだろう。根性のある人だろうし、頑張って欲しい。応援していきたい。

そして、元フジテレビでフリーになった笠井アナウンサーが悪性リンパ腫がみつかり治療に専念するため当分休養するという。無念なことだろう。だが、まずは健康を取り戻すことが第一である。

第一線で活躍している人を突然襲う病魔。今はその人たちの無念な気持ちが痛いほどわかる。私も白血病という告知を受けて、これからのことを考えて最初は頭が真っ白になった。

仕事が出来なくなったら、これからどうしよう。色々と生活上の制約も出てくるのかな。困ったことになった。そういう気持ちが頭の中をグルグルと駆け巡り、一気に落ち込んだ。

幸いにも私の場合は、今こうして何の変化もなく普通の生活を続けられている。今後はどうなるか、それはわからないけれど。

病気になって、職場を休んで入院、闘病。いざそうなった時に、どういう対応をするか。周りがどう対応してくれるか。それは非常に重要な問題である。先日の「つばさの会」のセミナーでも、白血病になって職場を追われて辛い体験をした方の話を聞いた。

病人に対して、まだまだ意外と世間は冷たいのである。病気になった人が闘病しながら働いていける環境を作っていくのは国の責任であり課題である。

しかし、忖度ばかりに一生懸命な官僚の皆様にはあまり期待できないような気もする。ならば民間の側から作っていかなければならないだろう。

なんとも情けない国、日本ではあるなあ。