あそちゃんの白血病闘病記

2019年9月30日に発覚した、慢性リンパ性白血病の闘病記です。

慢性リンパ性白血病闘病記16

お笑い芸人の宮川花子さんが多発性骨髄腫で闘病中だという。

多発性骨髄腫は私の慢性リンパ性白血病と同じ血液のガンである。同病相憐れむではないけれど、なんだか人ごとではない。頑張って無事復帰してもらいたいものである。
https://www.asahi.com/articles/ASMDC65J5MDCPTFC01C.html

ところで今日は定期検診の日だった。

午後1時前に家を出て、2時ちょうどくらいに医大に着いた。受付をして、すぐに採血である。そしてそれからが長いのよね。1時間半待って、午後4時過ぎに診察である。これも仕方ない。血液検査の結果が出るのがどうしてもそれくらいかかる。

さて、その結果は・・・・

あらら、ちょっとだけ白血球数が増加している。そしてコレステロールはドーンと跳ね上がっている。

「麻生さん、いちおうこれはまあ、病状は停滞の範囲内です。だからまた経過観察ですね。それからコレステロールは、もっと下がる薬に変えましょう。いいですね」

そうよね、もう仕方ないのである。リブロというコレステロールを合成する酵素の働きを抑える薬に変更となった。心筋梗塞になったらイヤだから仕方ないわねえ。

先生とまた少し話をした。

木曜の午後は先生が私のために外来診療の時間ではないのに診察してくださっているので、次の患者はいないからゆっくりと話が出来る。

この間の長崎の、つばさの会のセミナーの話とか、告知をされてから今までの自分の葛藤の話とか。

「ところで、この医大で私と同じ慢性リンパ性白血病で通院している患者さんはどれくらいいるんでしょうか?」

「そうですね、私の患者さんが5人かな、他の先生の患者さんも合わせれば15人以上はいますね」 

「そうすると、大分県下で考えるともっといるんですね」

「そうですね。血液内科がある病院はここだけじゃないですから大分県下に数十人はいるんじゃないでしょうか」

あら?極めて珍しい白血病だと自分は理解していたのだけど、そんなにいるのか。

統計ってのはなんだ?

【追加:発生率というのは年間の値だった。ということは年間何人発生するかだから、患者数がこれくらいいるというのは当然の値である。私の勘違い。私バカよね~♫ 】

「こうして日頃、患者さんとゆっくりお話するような機会はなかなかないので、麻生さんとお話するのは患者さんの気持ちもわかって参考になりますね」

こちらも、先生にゆっくりと疑問点を聞くことが出来て、ありがたい。

「麻生さんがこれから先、何十年も定期検診だけで天寿を全うしていただければいいなと思ってます」

私もそうありたいと思っているけれど、たとえ症状が現れても薬もどんどん進んでいる。前向きに闘病していけると思う。

ついでに今日の話でわかった残念な事。

アイバンクと腎バンクに登録していたのだが、悪性腫瘍にかかった肉体の臓器は提供できないということだった。まあ、そうだろうなあ。

しゃーないわねえ。登録抹消してもらうしかないね。

献血も出来なくなったしなあ。あと数回で50回だったのになあ。これも残念。

また1ヶ月後に検診である。

白血病 死ぬまで続く 検診日